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第1621回「学校の先生との思い出」




“ Recuerdos De La Alhambra ” / 村治佳織




ギター独奏曲「アルハンブラの思い出」
スペインの作曲家・ギタリストのフランシスコ・タレガの作品。


高度な演奏テクニックであるトレモロ奏法を活用した曲としても名高く、
右手の薬指、中指、人差し指で
一つの弦を繰り返しすばやく弾くことによりメロディを奏する。
親指はバス声部と伴奏の分散和音を担当する。


クラシックギター演奏を趣味とされる方にとって
もっとも憧れる曲。演奏したい曲ではないでしょうか。




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学校の先生ではなく、習い事の先生のお話です。
その先生は40代にも見えました、70代にも見えました。
年齢が全く検討のつかない先生でした。


宝塚歌劇のOG(元は男役をしていました。)
ややしわがれ声で、栗毛色のショートヘアー。
驚くほどのかっこよさでした。


音楽全般、様々な楽器演奏に精通。声楽も素晴らしく、
知識も無限にあるように思えました。


私はこの先生に小中高とギターを習っていました。
(高校生の時は主に音楽理論。)
最初の面接で私の爪を見て、教えてくれることになりました。
最初のレッスン、今でも鮮明に憶えています。


最初にドレミファソラシドを教わりました。
何とか弾けるようになった頃、
先生はドシラソファミレドを弾くように指示。
私はすぐには対応できませんでした。


先生は言いました。
「出かける時には、帰り道を覚えて出かけるんですよ。」


私はまだ6才くらいでしたが、
この時、この先生について行こうと決心しました。
私はこの先生から哲学、人生観を教わってきたと思っています。




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拍手どうもありがとうございました
今後ともよろしくお願いします



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  • パンとぶどう酒 : ★♪ねこ♪さんへの返信です★

    拍手返信コメント500文字以内。
    容量オーバーしました(笑)

    先生から頂いた名前とメッセージ入りのショパン全集。
    それに見合うテクニックをみにつけようと必死で頑張る。
    分かります☆大切な宝物ですね。
    ♪ねこ♪さんの先生のお話、私と共通するところが多々ありそうです^^
    私は3人の先生に師事しました。
    最初の先生、技術的は中学生の頃になると、
    学ぶことがなかったのかも知れませんが、
    (この先生に別の先生を紹介してもらってレッスンを受けていました。)
    レッスンした曲を最初の先生の前で演奏。
    先生の一言が私にとっての何よりの宝でした。
    考え方だけでなく、私の話し方にまで影響を及ぼしていると思っています。
    先生は関西弁を話しませんでした。
    私が関西弁をあまり話さないのはこの先生の影響だと思っています。
    高校生の頃には音楽でも食べていけるよう、
    本当に色んなことを教わったと思います。
    (全然活用できませんでしたが(汗)
    ♪ねこ♪さんの楽譜を映像に変換するというお話、
    感じるものがありました。

    今回のFC2トラックバックテーマ、素晴らしいテーマだと思いました。
    表記事、私にとっての大切な懐かしい思い出です。
    当時のことを思い出して涙ぐんでしまいました。
    今回の拍手欄は私のことを知っている人が読めば
    バレる可能性があるかも知れません。
    それでもスペシャル拍手欄にするだけの価値が私にとってありました。
    拍手コメどうもありがとうございました☆

  • ♪ねこ♪ : 「出かける時には、帰り道を覚えて出かけるんですよ。」
    レッスンだけでなく、全てのものの考え方に通じる 大切な教えですね。
    きっと、素敵な先生だったんでしょうね!

    私が、現在までにピアノについて師事した先生は6人です。
    とても印象に残っているのは、小学校低学年の頃、
    3年間教えていただいた二人目の先生です。
    その先生も、パン先生の先生とある意味共通点があって、
    藤原歌劇団の元プリマだったんです。
    ピアノもとてもお上手でしたが、ソプラノで歌う声が素晴らしかったです。
    いつも、私の楽譜に曲の世界観を伝えるために絵を描いてくれたのですが、
    立ったまま鉛筆でささっと描くその絵も素晴らしくお上手でした。
    その先生のおかげで、楽譜を音に変換し、映像に変換するというクセがつきました。
    音楽には、必ず物語があって、その物語を音で表現するんだ・・・ということを、
    幼いうちに学べたのは、とてもラッキーなことだと思っています。
    父の転勤で名古屋に引っ越すとき、
    先生がショパン全集にお名前とメッセージを入れて、
    プレゼントしてくださったのですが、今でも大切に持っています。
    それから数年間、その曲集に見合うテクニックを身につけようと
    必死で頑張った記憶があります。
    幼い日の、大切な思い出です。