センセーと僕。(1/6) ミカヅキカゲリ 授業中、僕はセンセーを眺めている。センセーの長い指を眺める。だけど、そんなこと、 「七瀬。ぼーっとしてるんだったら、問2の因数分解、解いてみろ!」 センセーは赦さない。はーい、僕は口の中だけで「善いお返事」をして、黒板に向かう。僕は七瀬蜜悠。自分を僕と呼ぶけどオンナノコ。 (続く)
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