うちのレンはあまり構えてないせいで、言語成長が少ない。だけど、最近はその事を反省して、少ない時間だけどその分濃い時間になるように色々教えていたりする。
「よし、と。練習は出来たし…。ほら、レン、皆にお礼言って?」
じっと私の目を見てコクコクと頷くレン。
「マスター達、いつも拍手、アリガトウ」
言い終わるとこっちをじっと見てくるレン。
「うん、レン、ばっちり!!」
笑顔でGoodサインを向けると無表情だったレンの顔が破顔した。
「マスター、マスター」
無邪気な笑顔でそう言いながらトテトテとこっちへ近づいてくるレン。
「イイ子イイ子?」
首をかしげながらそう言ってくるこの言動は、最近になってよくするようになってきたものだ。こう来たらもう私の反応なんか決まっている。ちょっとだけ照れくさくて、少し困ったような照れ顔にはなっているだろうけど・・・。レンの頭に手をおいて、優しくなでながら言うのだ。
「良い子良い子」
そしてレンは目を細めて幸せそうに笑顔をこぼすのだ。
+END+
これって夢じゃないとすんごく甘あまな感じに・・・・だ、大丈夫だろうかと思いつつおいておきますねー。