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このページでは、「恋の百物語」を連載しております。
百人一首全てにお話をつけてみよう!というコンセプトの元始めた連載です。
管理人の私だけでなく、お友達の様々な作家様にも参加頂いております。
平安のお話もあれば現代のお話もあります。
是非楽しんで下さいね。
今回のお歌は・・・・
第67首「春の夜の夢ばかりなる手枕に かひなく立たむ名こそをしけれ (周防内侍)」
直訳すると・・・・
短い春の夜の、夢のようにはかない、たわむれの手枕のせいでつまらない浮き名が立ったりしたら、口惜しいではありませんか。
といった感じです。
この歌には面白いエピソードがあり、千載集の詞書で紹介されています。陰暦2月頃の月の明るい夜、二条院で人々が夜通し楽しく語らっていた時のこと。周防内侍が眠かったのか何かに寄りかかって「枕がほしいものです」とつぶやきました。すると時の大納言・藤原忠家(ただいえ)が、「これを枕にどうぞ」と言って自分の腕を御簾の下から差し入れてきました。要するに、「私と一緒に一夜を明かしませんか」とからかったのでしょう。
それに対し、内侍が機転をきかせてこの歌を詠んだのでした。(まあ、おからかいを。短い春の夜のはかない夢のような、戯れの手枕にからだをあずけてしまって、つまらない浮いた噂が立ってしまうのは、くやしいことですから)。
さてさて、これがどんなお話になるのでしょうかww
では次のページに最新話が置いてありますのでお楽しみ下さい。
管理人・りく
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