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非日常部屋
écrit par Riorio




ここは、類つく作家の憩い部屋
エアコンからは心地よい冷気が流れ出て、外の暑さを忘れさせてくれる


星香「また、、集まったね」
空色「こうして皆に会えるのは嬉しいよね」
アキ「うん、、類つくについて語り合えるのは楽しいよね」
凪子「外は暑いけど、ここは涼しいし、家に居るより良いよね?」
りお「うん、、電気代がかからないしね」


5人の手には、久しぶりに届いた管理人からのハガキが握られている
その中には、、
『皆にお中元よ! 来てくれない?』
と、嬉しくなるような文字が躍っている


空色「お中元だって、、何だろう?」
アキ「管理人さんも、気を遣ってくれたんじゃない?」
りお「クリスマス、類君誕生日と、怒涛のリレーだったもんね」
星香「しかも、早くしないと締切が近いとか言って、尻を叩かれたし」
凪子「類誕からの参加だったけど、大変だったけど頑張ったし、、」


と、管理人の気遣いに感謝しつつ、あの怒涛の日々を懐かしく思っていた


星香「でも、、蜜柑さんと、心愛さんが遅くない?」
凪子「雅紀さんも遅いですよね?」


するとそこに、管理人が入ってきた
後ろに、一人の可愛らしい女性を連れている


管理人「あっ、皆、来てくれたんだ」
アキ「お中元が楽しみで、、って、気を遣っていただきありがとうございます」


アキの言葉に、星香、りお、空色、凪子も揃って頭を下げる


管理人「良かった~~。 5人も来てくれて、、さっ、中にどうぞ」


管理人は、後ろにいる女性を、部屋の中に招き入る


管理人「紹介するわね。 類つく作家さんの聖さん
前回のリレーが終わった後に、わざわざ連絡をくれたの
『私も一緒にリレーをやりたい!』ってね
皆、仲良くね」


聖「よろしくお願いします」


聖は、ガバッと頭を下げる
かなり緊張しているようだ


空色「そんなに緊張しないで? 類君ラブの作家さんは、皆、友達だから」
と、笑顔で迎え入れる


りお「でも、前回つかつく作家さんが、紛れ込んだよね?」
アキ「しかも、その作家さんに、つくしと司を別れさせる場面を書かせたんだよね?」
星香「でもきちんと書いてくれたよね?」
凪子「執筆部屋で、泣いていたらしいですよ?」
りお「ここに入った事を、後悔したんだろうね」
アキ「この部屋の雰囲気を味わいたかったんでしょ?」
星香「キャピキャピしているから?」
凪子「でも、素敵なテンプレートに仕上がったし、来てもらってよかったね」
と、小声で話しながらも、、


りお「ちょっと待って? なんでここに新しい作家さんが?」
星香「確かに、、私達は、管理人からのお中元を貰いに来ただけよね?」
アキ「えっ? って、、もしかして?」
凪子「管理人に騙された?」
唖然とした顔で、管理人をじろりと見ると、、
その管理人はニヤリとした笑みを返す


途端、4人は背中にゾゾゾッと嫌な汗が流れ出る
そんな中、聖に麦茶を入れていた空色が、、


空色「あの、、蜜柑さんと、心愛さんと、雅紀さんがまだなんですが?
あたしたちも忙しいので、お中元を貰ったら帰りたいんですけど、、」


管理人「あぁ、、蜜柑さんと、心愛さんと、雅紀さんは、リアルが忙しすぎて、
今回は、不参加と連絡がありました」


不参加・・・・・


その言葉に、一斉に皆が奇声をあげる
皆「「「「「「 え~~~~ 」」」」」」


空色「まさか! またリレーですか?」
りお「私達は、ただお中元を取りに来ただけで!」
アキ「管理人さん、、もしかして私達を騙したんですか?」
星香「お中元をあげるから、、と、物で釣ったんですか?」
凪子「管理人さんが、そんな人だとは思いませんでした!!」


すると管理人は、どこ吹く風で、、
管理人「私が、、何時、あなた達に、お中元をあげる、、って言った?」


その管理人の目の前に、5人はハガキを差し出す!!
そのハガキを前に、管理人はクスッと笑う


管理人「この『皆』と言うのは、いつも類つくを楽しみにしてくれる読者の事!
その人たちに、日頃のお礼を込めて、『お中元』と言う形でリレーをしよう?
だから、『来てくれない?』って事なんだけど?
もちろん、、あなた達も日頃のお礼をしたいわよね?
リレーって読者が喜ぶし、絶好のお礼の場だと思わない?
って事で、新たなメンバーの聖さんと一緒に、さっさとプロット考えて!
夏休み中に公開したいの! もたもたしている時間は無いからね!
じゃ、あたしは、テンプレートに取り掛かるから」
と、言いたいことを言って、管理人は部屋を出ていった


残された6人のメンバー達


星香「とりあえず、、考えようか?」
空色「今度こそ、甘々にしよう!」
りお「夏っぽいお話が良いよね?」


アキ「あっ、あたしは、最近類つく書いてないから、、」
と、そっと逃げようとするアキの腕を、凪子が掴む
凪子「あたしだって、子供の世話で忙しいんですから!」


アキ「ごめん、、そうだよね、、はぁ、、失敗したな。物に釣られるなんて」
りお「そうだね。 あの管理人が、素直にお中元をくれる訳がないのに」
星香「いつも、騙されているような気がする」
空色「あの3人は、管理人の魂胆に気付いていたから来なかったんだね」
と、がっくりと肩を落としながら、プロットを考え始める4人


そんな4人を見ながら、、
聖「私、、なんか、凄い所に来た気がするんですが?」
凪子「そのうち慣れるよ。 とにかく頑張ろう!!」


そんな二人の目の前では、、
アキ「悶絶エロでしょ! 夏と言えばエロ!! あたしをエロの世界に連れて行って!」
星香「無理! 悶絶は無理! アキさんの担当するところで、好きなだけエロ書いて!」
りお「でも、夏と言えばエロだよね? ほとばしる汗! ムンムンする熱気!」
空色「そう思うのは、アキさんとりおさんだけだから、、」


アキ「でも、この前のアンケートで、悶絶エロが二位だったし」
星香「あれはあれ、、それを言うなら、一位は再会だからね!」
りお「再会はありきたりじゃない? その点、星香さんと空色さんのエロは新鮮だよ?」
空色「だから、エロは無理なんだってば! 手つなぎ、抱擁、キスで精一杯!」


その四人を、離れた所で見ている二人、、
聖「すごい! こんな風にして、リレーが生れるんだ」
凪子「凄いよね。 でもこの後が本番だよ?」
聖「この後?」
聖は首を傾げながら、事の成り行きを見守る


アキ「ヨシッ! とりあえず、順番を決めよう!」
星香「あっ、あみだくじ作る~~」
りお「この時が、何時もドキドキだよね?」
空色「とにかく、、最後だけは嫌!」


聖「あっ、、そっか、順番だ!」
凪子「そう! これで運命が決まるの!」


星香「出来た! はい、、どこにする?」


すると一斉に指が伸びる
「あたしここ!」「あたしはこっち!」「えっ、じゃあここで!」
「ちょっ、じゃあここ!」「う~~ん、ここにする!」




さて、どんな順番になったのか、、
暑い夏を吹っ飛ばすような物語を
是非お楽しみくださいね




毎日毎日、変な陽気が続いております。
皆様、如何お過ごしのことでしょうか…?
管理人、今回も頑張って罠を仕掛けました。リレーのお願いを致しました。
夏の2人は勿論………ムフフ♡♡♡
夏バテを吹き飛ばす、ドキドキの夏物語。
どうぞお楽しみに…




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