「仲良ししよう」
布団に潜り込んでくるヒョン。
素直にYESと言えない僕はまずは抵抗。
しばらく抵抗して宥められて。
「そんなに嫌?」
そう言われると途端、抵抗をやめてしまう僕。
嫌な訳じゃない。

ただ
    
慣れなくて気恥ずかしいのだ。
そう言うと
『今まで何回こういう事してるんだか』
貴方はきっとそう言うだろう。
でも、やっぱり。
恥ずかしいのだ。
「恥ずかしがらなくて良いのに。恥ずかしいのは一緒だから」
「え?」
「いっつも俺ばっかり求めてるんじゃないかって不安になる。
でも欲しくて。
そんな自分が恥ずかしいと思うことだってあるんだ。何度目でも照れるし、なんとなく気恥ずかしい」
ヒョンの意外な告白。
「あー、恥ずかし。やっぱテレんね。
チャンミン目の前にするとメッチャ恥ずかしい」
なぁんだ、一緒なんだ。
ヒョンも恥ずかしいんだ。
ヒョンも照れるんだ。
そう思うと笑みが溢れる。
「な。一緒」
「フフッ、一緒、ですね」
一緒に、照れながら、でもやっぱり。
仲良し、しちゃいます。

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