if【case 09】 おまけ
 
彼女の言葉に納得したように頷いたロイは、先程までの難しい顔が嘘のような微かな
笑みを浮かべて、立ち去っていくイシュヴァール人武僧の後ろ姿を見送っていた。  
 
「どうかなさいましたか?」                            
そう問いかけるリザに向かい、彼は幸福そうな口調でこう言ったのだった。    
「私の錬金術が、コミュニケーションという意味合いで役に立つ日が来ようとは、ね」  
 
リザは自分も胸の奥が暖かくなるような気がして、彼に向かって少し笑ってみせた。
そして、「何を今更」とお得意の台詞を吐き出したのだった。           

                              
 
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