「月の戦士」第11章「芽吹く春」(2) へ拍手をありがとうございました!




レノスが村でスローライフを送るようになってから、作者の更新もすっかりスローライフになってしまいました…などと言い訳している場合ではありませんね。すみません。
物語としては停滞期に入っているので、ここががんばりどころです。
平和で動きのない日常の中で、姑小姑相手(笑)に悪戦苦闘しているレノスが痛ましいやら、いとおしいやら。あと二回ほどでドラスティックに物語が動いて来ますので、どうぞ、遅筆な作者をお見捨てにならないでくださいまし。



フリスラン人について

フリスランは、今のオランダ・ドイツの北海沿岸地域をさします。フリジア、フリースラントと呼ばれることもあります。
地理の授業を思い出してくれたらよいのですが、オランダはもともと海抜が低く、潮の干満によって海水が流入しやすい土地でした、そこで古来から住民たちは、「テルプ」と呼ばれる人工の盛り土をして、その上に家を建てていました。
紀元一世紀にこの地を訪れた博物学者の大プリニウスは、このテルプを海に浮かぶ船にたとえたようです。
住民はさらに、水路を縦横にめぐらせて排水を試みていました。本格的な堤防が建設されたのは、12世紀ごろになってからです。

このような状況だったので、フリスラン人は穀物の生産よりも、酪農や漁業で生計を立てていました。
彼らが話していたフリスク語は、隣接するオランダ語よりも英語との共通点が多くみられ、その理由として、北海漁業に従事する漁民たちが、ブリテン島の漁民たちと頻繁に接触していたのではないかという説もあるそうです。

5世紀ごろには、本格的にアングロサクソン人がブリテン島に移住しますが、フリスラン人がブリテン島に渡ったり、略奪行為を働いたという記録はありません。あくまでも作者の想像です。




参照ウェブサイト:
ウィキペディア「フリースラント」の項
北海道大学文学研究科「ゲルマン語の歴史と構造 (4) : 古ゲルマン諸語 (2)」 http://eprints.lib.hokudai.ac.jp/dspace/bitstream/2115/48733/1/ARCS136-2.pdf

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