「ご主人さまのお好きなレシピ」第5章(3)へ拍手をありがとうございました!




ぺそぎん鏡餅
素材 by Emperor Penguin Empire
今年もよろしくお願いいたします。




ルカ「しーっ、静かにしてください」
レオン「ほう。そんな小さな機械でテレビとやらを見られるのか」
ルカ「このごろ、料理人が主役のドラマが多いんです。後学のために見ておかないと」
レオン「おのれとのあまりの格差に、失望せねばよいがな」
ルカ「そうですよ。どんな美味なものを作っても、『うまい』のひとこともなく、労いの言葉すらくれない主人のために日夜料理し続ける、私ほど苦労しているコックは、ドラマの中にはいませんから」
レオン「…そなたの辞書に、失望の二文字はなかったか」
ルカ「ん。なんか言いました?」
レオン「何も。ほら画面を見よ。食事が始まったようだぞ」
ルカ「ああ、俳優のへたくそ。噛みもしないで、『うまい!』はない。噛んで喉を通ったときに、初めてわかる微妙な風味でしょう。あ、そのフォークの使い方もひどい」
レオン「…この女の前で毎日ものを食べさせられる、俺ほど苦労している主人はおらぬな(ため息)」


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