「ご主人さまのお好きなレシピ」第5章(5)へ拍手をありがとうございました!



ぺそぎん一服
素材 by Emperor Penguin Empire
暑さと台風の夏も過ぎてやっと秋めいてきましたねえ。やれやれ。





レオン「本当なのか」
ルカ「なにがですか?」
レオン「アレクサンドルの言ったことだ。
そなたは俺のために料理を作っていたとき、俺のことしか考えていなかったのか。俺のことを誰よりも近くから見つめ、俺の欲しているものを探り求め、俺の心の奥底までを極めようとしていたのか」
ルカ「あたりまえじゃないですか、私の頭の中は、いつもご主人さまのことでいっぱいなんですから」
レオン「…ほんとうか?
『こうやってじーっと立ってるのも疲れるな。オーブンを見に行くふりをして書斎のソファで少し寝ころがってこようかな』
『今度お給料が出たら、最新式のマッサージチェアを買っちゃおうと。足りない分はご主人さまの食費が足りないと言って、来栖さんから追加でもらえばいいよね』
『あ、そうだ。昨日お取り寄せしておいたリーフパイがあったんだ。楽しみー。これが終わったら、ご主人さまのとっておきの紅茶を入れて、ひとりでこっそり食べようっと』
…などとは、みじんも考えておらぬということだな」
ルカ「ご、ご、ご主人さま。なぜ私の考えが一字一句わかるんです」
レオン「俺のほうが、よほどそなたの心の奥底までさぐり極めておるな(ため息)」




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