「年下ワンコの反抗期!?」小ネタ

「年下ワンコの躾け方(←オレ的)」?その1?


最近アイツのぐずり方がハンパない。否、おねだり攻撃が加速している。
アイツっていうのはアイツしかいないわけで…オレより遥かに図体がデカくて声だって低くて力だって何倍も強い(悔しいことに)

…そう、モリだ。

オレの勘違いというか嫉妬というか…まあ色々あったあと、モリの就職と同時期に俺達は同居という名の同棲を開始した。今までだって半同棲みたいな生活だったから特に一緒に住む事によってケンカや揉め事なんかは特に起きた事はない(←あったとしてもモリが折れる為長引かない)


何が問題なのかって?幸せで満ち足りてるだろって?

………んなわきゃねえだろ!!!

質問「恋人で男の恋人(俺も男)が許容量以上のセックスを毎晩毎晩発情期みたいに求められる場合どう対処したらいいですか?最近彼氏の顔が犬じゃなくてヨダレを垂れ流した狼にしか見えません(泣)お願いします、助けてください(切実)」


……こんな事、誰にも相談できるわきゃねえんだよ。恥ずかしくて堪んねえ…穴があったら入りたい…いや、もうアイツに許せる穴がないから困ってんだよ!モリもモリだ!社会人になって忙しいのか毎日帰宅時間が夜中だってんのに…

*****

『ただいま、ユキさん』
『おう、おかえりい?今日もご苦労さんっ!?って…いきなりくっつくな!!!』
『…充電』
『はあ!?』
『ユキさん不足で死にそう…充電させて下さい』
『充電ってなんだ!?俺は携帯かなんかか!?』
『そうじゃないけど…ユキさんが側にいないと落ち着かない』
『なんだよそっ…れ!んっ…ちょ、いきなり盛んなっ!』
『…おかえりのセックスましょう』
『やぁっ…おま、何「おかえりのキス」みたく言ってんだ…よっ!んんっ・・・』
『キスじゃ足りないです…出さないと…』
『何を出すんだ!』
『…精え…』
『本気で言うな!』
『だって…ユキさん風呂上りでいい匂いするし色っぽいし…髪とか半乾きだし…いろんな意味で腰にクる』
『んっ……タイムタイム!!!とりあえずこの手をどけろ!待て!』
『……』
『…何だよその目は。あのなあー、俺も一度や二度だったら別に拒んだりしねえよ。でもお前毎日同じ手使ってヤろうとしてんじゃねえか!』
『……違う手段だったらいいんですか?』
『アホか!!そういうことじゃねえよ!つか毎回帰って5分と経たずにヤられる俺の身にもなれ!何のAVだよ!』
『…だって』
『だってじゃない』
『…でも』
『でもじゃねえ!その図体でかわいこぶんな!』
『……ユキさん』
『……』
『……ユキさん』
『…そんな風に呼ぶな…』
『…抱っこしたい』
『…それ…反則』
『…いい?』
『…かっ、勝手に!…すればいいだろっ!!!』
『…はい』
『くそっ…結局俺は甘いんだよな…』
『甘くていいじゃないですか』
『……』
『俺限定でしょ?』
『……あーっもう!』

ユキ、ちゅっと自分からモリへ乱暴にキスをする。

『……ヤるぞ』
『積極的ですね?』
『誰がそうさせたんだ…』
『はい、責任はちゃんと取ります』
ユキの腕がモリの首へと回りるのと同時にモリがユキの腰を自分の方へと引き寄せる。

*****

…ああ、俺は流されやすい。認めるよ!結局はヤッたさ!!!つか普通ヤるだろ!?毎回今日はモリの思い通りにさせないって決めてんのに……今のところ全戦全敗という情けない結果だったりしている。だから今こうやってアイツが帰ってきていない間に一人で作戦会議をしているわけで。でも考えても考えてもいいアイディアなんか浮かばなくって…俺はテーブルに顔を突っ伏して一人悶々と唸ってばかりしていた。
 そうこうしているうちにガチャっと後ろの扉が開く音がして―――
「ユキさん、ただいま」
 俺の悩みの種――モリが帰ってきた。
「お、おかっ!おかえり!!!今日は……早いのな」
「はい、今月は特に急ぎの用もなかったので」
「そ、そか」
「先に風呂入ってきますね」
「…え?」
「ん?ユキさん入ってなかったですか?」
「いや……入ったけど」
「じゃあ俺も入ってきます」
 モリはそう言うと、俺の隣を通り過ぎていった。
 
 アレ?あれれ?モリ?…今日、しないの?「おかえりセックス」…キスもなし?
 俺は悪いものでも見たかの様に目をまんまるにしてモリの背中を目で追った。

                                               ――その2へ続く――

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