―ガサガサガサガサ。

「あっれ~、おかしいな?ここってどこなんだ?」
ちょ・・・ちょっとエースさん、いい加減に道を覚えてくれませんか?いや覚えなくてもいいんでお願いですからアトラクションの中に突っ込まないでください。
「あははっ、ここが広すぎるんじゃないか?というかアトラクションなのか、ここ」
ゆらりと揺れる蝋燭に、薄暗く、今にも何かが出てきそうな雰囲気をしたここは、ミラーハウス。
鏡だらけのその場所は、どこまでも続くような感覚に陥りそうになる。
真っすぐに、斜めに、左に、右にと張り巡らされた鏡は、方向感覚を狂わせからだ。
だからずっとまっすぐ行けるようにも見えるし、右にも左にも永遠に歩いて行けるように見えた。
残念ながらこの方向音痴の人の方向感覚など最初から皆無なので、(剣が無ければ)一生出られないであろうことはさておき。
普通の人ならば方向感覚が狂わされ、不可思議に感じる程度かもしれない。
しかしそんなトラウマの塊のような場所を見てしまった人物がここに一人。

「・・・・・・・・・。」
「ア、アリスさんどうかしましたか!?お顔が真っ青ですよ!?」
「い、いやね、鏡にもロクな思い出が無くてね・・・おもにミラーで・・・
(アリスさんって、トラウマたくさん抱えてるんだなあ・・・)

「うーん、ここ、俺としてはまっすぐ行きたいんだけど・・・」
やめてくださいよ!目の前鏡じゃないですか!!なんで私が突っ込まなきゃいけないんですか!
「なら切ればいいよな!」
そう爽やかな笑顔で爽やかに言い切ったエース。
そういう問題じゃない、そもそもここはワンダーランドじゃないから復活しないです!!!と叫ぶスタッフもなんのその。
スパーーーーーーン!と心地よい音を立てて、鏡を切った(というかセットをぶっ壊した)先に現れたものは。
「・・・これ、宝箱だよな?」
何でしょうなんでこんなところにあるんですかというかなんでそれ以前に見つけられるんですか!?
もう一度言いますけど、ここミラーの裏側ですよっ!?
「はははっ、なんでもやってみないと分からないってことだよな!で、なにが入ってるのかな、と」
ガチャン、とエースが宝箱を開き、中から取り出したのは1枚の紙。それを広げた先にかかれていたものは。

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